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​就任の言葉

RIIPA名誉顧問

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村川 豊

元海将・海上幕僚長

冷戦が終結し、世界は協調による時代に入ると期待された「ベルリンの壁崩壊」から30年、反対に大国間の競争・対立は今や厳しさを増しています。
既存の国際秩序の変更を目指す中国やロシアに加え、核を保有する北朝鮮とも隣接する日本にとって、アメリカをはじめ価値観を共有する多くの国々とともに「自由で開かれたインド太平洋地域」を存続させることは極めて重要です。
そのためには、現状を多くの国民に認識していただくとともに健全かつ現実的な議論を広げていく必要性を感じています。
この度「NPO法人インド太平洋問題研究所(RIIPA)」が設立され、名誉顧問として就任いたしました。これを踏まえ、RIIPAが日本と世界に対して未来への進路を示す羅針儀としての役割を果たしていくことに尽力していきたいと思っています。

村川顧問 略歴

1958年1月生まれ、神奈川県出身。現在、(株)NTTデータ、特別参与として勤務。1981年に防衛大学校を卒業後、海上自衛隊に入隊。その後は、後方支援職域を中心に勤務し、2008年に海将補に昇任。海上幕僚監部総務部副部長、阪神基地隊司令、第4術科学校長、海上幕僚監部人事教育部長として勤務。2013年に海将に昇任後、海上自衛隊補給本部長、海上幕僚副長の配置を経て、2016年12月から2019年4月まで海上幕僚長として勤務。退官後、インド太平洋問題研究所顧問に就任。

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